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業界最大手企業の参入で「多拠点生活」が現実に?!

こんにちは、バイセル不動産の秘書担当Mです☺︎

先週末は三連休でしたね。皆さんはいかがお過ごしでしたか?各地でイベントが再開し、少しずつ戻ってきた日常生活に安堵するのも束の間。最近は再びコロナが蔓延してきてしまっているようです。各地で感染者数は最多更新、第7波が到来とのこと。知り合いでも感染の声をよく聞くようになり、随分身近になってきました。いやはや、コロナ禍3度目の夏も自粛生活となってしまうのでしょうか。手洗いうがいといった感染対策をしっかり実施しつつ、経済を回していきたいところですね。

さて今回は、気になった日経新聞の記事を取り上げます。

三井不、全国の「別荘」ちょい貸し 住宅購入者に特典

大手デベロッパーの三井不動産が、住宅購入者を対象に、賃貸物件やリゾート施設、つまり全国各地の”別荘”を貸し出すサービスを始めるとのこと。2023年にサービスを開始させ、年間数百人の利用者を見込んでいるそうです。

サービスはもちろん無料ではないですが、池袋の賃貸物件で月額5万円ほどと、周辺相場よりも割安な提供なんだそうです。貸し出す側の三井不動産としては、既に持っている保有物件を明け渡してチャリンチャリンと小銭が入る仕組みで、とても美味しいサービスですよね。

ではこのサービス、利用者側には一体どのようなニーズがあるのでしょうか。鍵となるのが、昨今のトレンド「生活様式の変化」です。コロナ禍によって、世の中ではリモートワークが浸透したのは皆さんもよくご存知だと思います。それまで「自宅と会社の往復」という通勤スタイルが、自粛期間は「完全リモートワーク」になりました。その後最近はオフィス回帰の動きがありつつも、会社によっては「週2-3回の出社」になったりと、従来とは大きく変わってきています。

そんな風に様変わりした「ワークスタイル」に合わせ、多様な「家」の形を提供しようというのが今回のサービスなわけです。例えば出勤の平日は都心に泊まり、それ以外は自然のある場所でリラックスするというスタイルであれば、[週末だけリゾートの家を借りる]、または[平日だけ都心の家を借りる]、というサービスの使い方になります。

これまで家というのは「通勤」を前提にするのが一般的でした。「別荘」というのはいわば富豪の趣味。それがこうしたシェアリングエコノミーによって、「必要な時に必要な家を借りる」ことができるようになるのは、とても画期的ですよね。

この生活様式は「多拠点生活」と言われ、業界では今後日本で一般化するのではと言われています。最近読んだ牧野知弘氏の「不動産の未来」でも、平日と休日を住み分ける二拠点居住が紹介されていました。

多拠点生活の新規サービスはスタートアップで最近増えてきていますが、大手企業の動向としてはおそらく今回が初。業界のドンが動いたことで、今後は他の不動産会社も続いていくのではないでしょうか。そうなると、賃貸市場にも大きな潮流が起きそうな気がしますね。私たちもマーケットトレンドを読み、時代の波に乗っていきたい限りです。

多拠点生活、皆さんはどう考えますか?私は週単位で移り住むのはちょっと慌ただしいかなと思うものの、季節ごとに移り住むのは良いな〜と思っている今日この頃です。自分にとって心地の良い住まい方を模索していきたいですね。

ではでは、また次回のブログでお会いしましょう〜(1392文字)

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