国内不動産市況の振り返りと今後の展望
こんにちは!バイセル不動産秘書担当のMです😊
8月も最終日を迎え、少しずつ暑さも和らいできたように感じます。台風が接近しているようですので、早めの備えを心掛けたいですね。
さて今回は、不動産に関するウェビナーに参加したので、その内容を少しシェアしたいと思います!
登壇者は、
・さくら事務所 創業者・代表 長嶋修さん
・プロパティアクセス CEO 風戸 裕樹さん
ウェビナーの内容は、「不動産市況の振り返りと今後の展望」というテーマでした。
国内/海外市況で半分ずつお話があったのですが、
今回は国内市況に絞ってざっくり要点をまとめると
■市況の振り返り:
コロナショックの2020年6月以降、日本の不動産市場は盛り上がっている。取引量は変わらないものの、取引価格が上がっているのが特徴
■今後の展望:
・これから不動産に限らず、世の中が西洋から東洋へとシフトし、日本を中心とするアジア市場は世界的に盛り上がる
・日本の不動産は、海外からみて割安(不動産バブル指数では出遅れ株の動き)なので、海外勢にとっては魅力的な市場
・この先2-30年、不動産価格の全体平均は下がる。ただ立地によって価格推移は異なり、値上がりエリア/停滞エリア/値下がりエリアの3極化が進む。特にかつての団塊世代のベッドタウンは先行きが厳しく、空き家率は50%以上になるかもしれない
…というお話でした!
国内市況の内容については、長嶋修さん著の「バブル再び」と変わらない印象でしたね。
(こちらの書籍も、とても面白い内容になっているので、ぜひ読んでみてください!)
他にも印象的だったのは、
・日本の不動産市場は、賃料の硬直化が著しい。これは借地借家法によって賃料が上がりにくくなっているから。一方で、海外では不動産価格に応じて、賃料へリニアに反応しやすい
・日本では、定期借家は特殊。でも、海外では定期借家がデフォルト。通常借りる時から、「⚪︎年経過したら出ていく」という前提で契約する
というお話でした。
登壇者は揃って「日本の大家は割を食っている!」と仰っていましたね..
借地借家法は、かつて母子家庭を守るために作られた法律で、先進国では日本だけの特殊な法律なんだそうです。
賃料を上げにくく、滞納しても追い出すのが大変…
私は、借地借家法は宅建で勉強した時に、「借主はこんなに守られているんだ!」と少し嬉しくなったのを覚えています(自宅が賃貸なので^^)
そして、海外の事情を今回初めて知って「日本の借地借家法ってそんなに特殊なんだ!」と驚きました。
賃貸経営をされている皆さんはどう捉えていますか?
では今回はこのあたりで。
また次のブログでお会いしましょう!
![](https://bandsestate.com/wp-content/uploads/2022/08/バブル再び.jpg)