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北極圏に不動産ブーム到来

こんにちは、バイセル不動産の秘書担当Mです☺︎

7月も終盤に入り、暑い日が続いていますね。新型コロナも第7派が猛威を奮っていますが、皆さんお変わりないでしょうか。最近では、COVID-19とは別のウイルス感染症「サル痘」が欧米を中心に急拡大しているそうです。なんでも皮膚の接触で感染し、リンパ節が腫れたりするウイルスなんだとか。過度に恐れず、経済を回しながらも、より一層の感染対策に気を遣っていきたいですね。

さて今回は、恐らく日本国内の不動産業者さんは誰も目をつけてないとある場所で、実は密かに不動産ブームが起きている、という話を紹介したいと思います。

その場所はどこかと言うと、、、タイトルにも書いた通り、「北極圏」なんですね。

*参考書籍:移動力と接続性 下:文明3.0の地政学

そもそも北極圏とはどこにあるかという復習から。国立極地研究所の定義によれば「北極点を中心に緯度66度33分までの範囲」のことを指します。2022年現在、北極圏内に領土を持っている国はアメリカ、ロシア、デンマークなど計8カ国です。

参考までに北極圏の地図を貼っておきます。ご覧いただくとわかる通り、北極には南極のように地続きの大陸があるわけではなく、様々な国の北の端っこが含まれていて、大半は海で構成されています。

参照:外務省

さてそんな北極圏について、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。恐らくホッキョクグマと先住民が住む極寒の地の果て…という風景を思い浮かべる方が多いかもしれません。が、そんなイメージというのは近年少しずつ変わり始めているんですね。

その最たる要因というのが、地球温暖化です。北極圏の気温は、世界のほかの地域に比べて2倍の速さで毎年上昇しています。かつて氷が広がっていた場所には森林が拡大し、食料生産高(特に小麦)が向上。最近はワイン作りも行われ、実は北極圏の街というのは急速に発展してきているんだそうです。

かつての極寒の地が、温暖化の影響で居住に適した気候になりつつある。では元来「居住に適した地域」と考えられてきた温帯地域はどうでしょうか。

欧州・米国において夏の暑さは年々深刻となっており、2022年の熱波は相当な被害が生じています。ここ日本においても、例の如く酷暑日が続いており「もうこの暑さはうんざりだ」と感じている人も多いのではないでしょうか。もはや温帯地域は「人が住むのに適さない気候」になりつつあります。

そんな経緯で、人々が目をつけたのは最後のフロンティア「北極圏」。日本ではまだまだ耳にする機会はありませんが、不動産ブームは海外では既に始まっている模様です。

例えば、スカンジナヴィア諸国の不動産開発業者たちは、北極圏における夏の別荘を薦めているようです。さらに投資家たちは、アイスランドやノルウェーの土地を購入しようとしているとのこと。残念ながら(?)不動産投資には規制が多く、北欧諸国は買付を拒絶しているそうですが、北極圏がこの先ますます注目されていくというのは今後間違いなさそうです。

今回ご紹介した本の著者は、「北極圏は将来的に10億人以上の住人が居住する可能性を秘めている」と述べているから驚きですよね。

次のブログでは、そんな北極圏についての魅力と懸念点、そして今後発生すると言われる気象移住について取り上げたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう!(1421文字)

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